9月の夜、那覇の土鍋ごはんが立ち上がる瞬間を6席で
9月22日、21時。久米の路地は晴れて、気温はまだ26.9℃。扉を開けると、外の湿り気とは別の、乾いたあたたかさがカウンターにある。土鍋の蓋を取る、あの一瞬のために、店の時間は少しだけ静かになる。今夜の話題は、秋の入口の土鍋ごはん。湯気の奥に、沖縄の食材と包丁の線が重なる夜です。 秋の入口、土鍋の湯気に乗せる香り 土鍋ごはんは、食事の終盤に置かれることが多い一品。けれど、この店では「締め」のためだけに炊いていない。白い米の輪郭を崩さず、具の香りを寄せる。火を落としてからの蒸らし、杓子を入れる角度、蓋を開けるタイミング。湯気が勢いよく立ち、香りが客席に届いたところで、ようやく夜がほどけていく。 9月は、夏の名残と秋の走りが同居する季節。魚も野菜も、日によって顔つきが変わる。土鍋の中身は固定ではなく、その日の仕入れと気温に合わせて。写真のように、とうもろこしの甘みを生かす日もあるし、きのこの香りを前に出す日もある。具は賑やかでも、狙いは一つ。ひと口目で香り、二口目で米の甘さが残ること。 沖縄の素材を真ん中に置きながら、京都で覚えた引き算も忘れない。派手にはしない。ただ、湯気の立ち上がりがきれいな夜にしたい。 大将おまかせ6,600円、7品で描く夜の中盤 久米 割烹として初めて来られる方、あるいは接待や記念日で「食事の流れを任せたい」夜には、大将おまかせ6,600円(全7品)が合いやすい。7品あると、海のもの、山のもの、温度のある椀、火を当てた皿、そして土鍋へと、夜の起伏がきちんと出る。軽すぎず、重すぎず。会話の間にも置きやすい分量感だと思う。 八寸——季節の小皿をいくつか盛り合わせた、夜の入口の一皿。小さな器が並ぶと、海外の方もよく目を留める。何が何かを説明しきらなくても、色と香りで伝わるのが八寸のいいところ。那覇 創作和食の面白さは、こういう小さな皿の積み重ねに出る。 カウンターの奥で、大将が包丁を置く音が一度だけして、次の皿へ移る。酒器に日本酒が注がれる手つきも静か。沖縄 日本酒の印象を持たれる方もいますが、米と水の表情が違うものを、料理の温度に合わせて選ぶ夜もいい。飲まれない方には、温かいお茶やソフトドリンクで、椀の余韻を邪魔しない合わせ方も用意している。 旅の一夜で来られる方には、Naha Japanese restaurantを探してたどり着くこともあるでしょう。言葉が完璧に通じなくても、湯気と香りは同じように届く。カウンター割烹の良さは、目の前で起きる小さな所作が、そのまま安心につながるところにある。 久米の路地から、夜だけ開く席へ 営業は夜のみ、18:00〜23:00(LO 22:00)。カウンターは6席、個室は2部屋で各4名まで。店内は明るすぎず、器の艶がきれいに見える照明にしている。那覇 カウンター 和食を探している方には、食べる速度に合わせて皿が進む感覚が心地よいかもしれない。ひとり酒でも、会話を急かされることはない。 那覇 個室 接待の場として使われる夜もある。大きな部屋ではないから、声を張らずに済む。料理は話の邪魔をせず、空気を整える役に回る。記念日で個室を選ばれる方も同じで、派手な演出より、湯気の立つ椀や土鍋の香りが、あとから思い出になる。 ご予約はTableCheckから24時間。多言語表示もあるので、在住の外国人の方や海外からの旅の方も、日時のやり取りで迷いにくい。旭橋駅からは徒歩約9分。歩いて向かう道すがら、夜風が少しだけ軽くなってきました。 気になるところに、短くお返しします 予約はネットだけですか、と聞かれることがあります。TableCheckがいちばん早いですが、お電話でも承っています。席数が少ないため、時間に余裕があると助かります。 コースは当日でも選べますか、という声も。基本は大将おまかせの3コースで、5,500円(全5品)・6,600円(全7品)・7,700円(全9品)。当日の仕入れとお腹の具合で、到着してから相談される方もいます。単品の用意は季節や仕入で変わります。 海外からでも利用できますか、とよく聞かれます。English / 繁體中文のメニューを用意しており、簡単な英語でのご案内も可能です。海外発行カードもご利用いただけます。食べられない食材やアレルギーがある場合は、予約時に一言添えてください。 駐車場について尋ねられることも多いのですが、専用駐車場はございません。徒歩圏内に有料コインパーキングが複数ございますのでそちらをご利用ください。ゆいレールなら旭橋駅から徒歩約9分です。 9月の夜は、まだ冷えません。それでも、椀の温度が嬉しくなる瞬間が増えてきた。土鍋の湯気が気になる日に、予約の備考に「土鍋ごはんのあるコースで」とひとこと。席が合えば、その日の食材で、静かに組み立てます。 和晩酌 嶺(わばんしゃく みね/Wa Banshaku Mine)について 📍 沖縄県那覇市久米 1-7-21 赤嶺ビル1F 102(ゆいレール 旭橋駅 徒歩約9分) 🕒 営業時間:18:00〜23:00(LO 22:00)/定休日:日曜・祝日 🍶 創作和食と日本酒 / 大将おまかせ 5,500円(全5品)・6,600円(全7品)・7,700円(全9品) 🏮 カウンター 6席 / 個室 2部屋(各4名まで)/ 少人数の接待・記念日・旅の一夜に 🌏 English / 繁體中文 メニューあり/海外発行カード可/TableCheck 24時間ネット予約 ✨ 稲嶺 盛伍 —— 京都祇園、東京、静岡での修行を経て、沖縄で ご予約は TableCheck、またはお電話 098-975-5673 まで。